年間を通して女性が気にしているもの、お肌。
化粧水や乳液、マッサージなどで常に美しく元気な肌を保とうと誰もが奮闘しています。
しかし、どれだけ頑張ってケアしてもシミやクマやくすみが消えないと悩んでいる方も多いはず。
そのクマやくすみは、お肌ではなく血流の不調、瘀血かもしれません。
今回は、シミ・クマ・くすみと瘀血の関係についてお話します。
瘀血(おけつ)は、全身の血流が悪くなり、血流障害を起こしている状態のこと。
血そのものが汚れている状態で、瘀血は万病の元と言われています。
顔の不調だけでなく全身に不調が現れるのが瘀血の特徴です。
年齢と共に瘀血の症状は酷くなると言われていますが、近年では年代を問わず瘀血に悩まされる人が増えています。
瘀血の原因は、冷え・運動不足・栄養のアンバランス・ストレスが挙げられています。
顔血液・リンパの循環が悪くなると、肌をどんどんとくすませて、老化を促進させているのです。
瘀血が原因の場合、血行の悪さがシミ・クマ・くすみを現れやすく消しにくくしています。
新陳代謝の低下を引き起こすと肌の角質層を厚くさせてしまうのです。
瘀血は、肌トラブルの根本的原因と捉えても良いでしょう。
簡単な瘀血チェック
・目の周りが黒っぽい
・唇や歯茎の色が悪い(紫色など)
・肩や背中が凝りやすい
・手足腰が冷える
・しみ・そばかすが多い
・あざが出来やすい
・頭痛・めまい・耳鳴りがする
・生理不順や生理痛がある
いくつかの項目に当てはまる場合、瘀血の症状が出ている可能性があります。
お肌を潤わせて保湿を保っても、肌の下を流れている血液が滞っていたら血色は良くなりません。
瘀血は、改善しないとどんどんと症状がひどくなってしまうものです。
しかし西洋医学では有力な手段がなく、生活の中に東洋医学を取り入れることが瘀血を改善するポイントとなります。
ではここで、瘀血の対処法を紹介します。
・かっさマッサージ
2500年前から中国で行われてきた伝統的な民間療法である「かっさ療法」が原点です。
美容目的で行う場合、かっさプレートを使って行うためお肌に負担なく、効果も出やすいことからエステサロンで行われることが多くなっています。